NASのバックアップ(レプリケーション)について
これまで、NAS(LANDISK)1.5TB のバックアップを、フリーソフトのBunBackupを使って遠隔地に取得していた。
バックアップといっても、遠隔地にもLANDISK(小型)をおいて、そこにBunBackupでコピーしていたわけだ。
バックアップソフトがフリーソフトだということもあり、ちょっと悩みもあった
・動作が不安定(たまにハングアップ発生) ・ロックされているファイルがコピーできない ・処理時間が遅い
ある程度なら出費もやむなしと思いながら、ARCserve Replication(2本必要)みたいなメジャーなソフトは20万近くするので、ちょっと手が出なかった。
ところが、ついに、ついに、見つけました。 手頃な金額(3,500円)で、BunBackupの悩みを解決してくれるソフト
「GoodSync(グッドシンク)」???? http://www.goodsync.com/jp/
30日間は全機能を試せるので、さっそく試しています。
2時間ほど触っていますが、今のところ、いい感じです。安定してます。早いです。
Amazon S3への転送機能も付いてます。S3Syncともおさらばかな
つづく...
2011/09/19 追記
数日、GoodSyncを使った感想を記載していきます
<良いところ> ・CPUを大量に使う場合でも、ハングアップしたり、操作が待たされることはないく、良くチューニングされていなって感じで 好感が持てる。 ただ、32ビットでは不安定な場合(クラッシュ)があるが、64ビットでは安定している。 ・同期中に同期先との差分がファイル単位でリアルタイムに表示さる、また、平均転送速度が表示される為、安心感がある。 ・1ジョブ毎に解析・同期を実行するため、多数のジョブでの同期の際に、途中で中断しても影響が少ない。 <残念なこと> ・タイマー起動は、同時に1ジョブしか動作しない。 ・gsync.exeコマンドバージョンで実行させると、ログに漢字が表示できない。 ・サーバー版が非常に高価。サーバ版はエンタープライズ版と同機能なのに、あまりに価格が高すぎ。 デスクトップ 3,500円、エンタープライズ 4,250円、 エンタープライズサーバ 89,550円
この手の同期ソフトは、Vector他でたくさん紹介されており、以下のソフトを片っぱしから試してみたが、
GoodSyncが一番、自分に向いているかな...
<試したソフト>
BunBackUp、BackUp、FBackup、AllwaySync、ばっちり同期(BestSync)、FileGee企業ファイル同期、 RealSync、RoboSync、RichCopy
◆ここまでのまとめ
GoodSyncを使うためには64ビットパソコンを準備する必要があるが、20時間以上の同期も動作が安定していることと、
平均伝送時間が表示されるため安心して見ていられる。
タイマー起動で実行させると、同時に1ジョブしか実行されないが、BunBackと併用することで必要な同期を時間内に終わらせられそう。
リアルタイムの同期が必要なければ、GoodSyncが最適かな...
理想はリアルタイム同期であるが、ソフトが高価なのでどうしたものか?
ARCServe Replicationを2本ではなく1本で使用する方法があるようなので試してみようと思う
つづく...
2011/09/28 追記
リアルタイム同期について、テストしてみたので追記します。
まず「ICEBackup」を試してみました。
◆環境
ファイルサーバー:IODATA HDL-Z4WS4.0A (Windows Storage Server 2008 R2 搭載のNAS)
200万ファイル、1.5TB
転送先 :IODATA HDL2-S4.0
回線 :両端とも光プレミアム , VPN接続
◆同期結果
・200万ファイル、1.5TBの同期に4日かかった。
同期終了後、ICEBackupのCPU使用率が100%近くになり、ファイルサーバー自体が不安定になってしまった。
リアルタイム同期にはかなりCPUを使うようだ。
その後、ICSBackupを再起動させたせいかわからないが、同期化が再度はじまり、4日かかった同期化処理が初期化されてしまった。
既存ツールでの同期処理を停止し、ICEBackupのテストを行っていたが、これ以上同期処理を停止するわけには行かないため、
ICEBackupのテストは中止しアンインストールした。
◆「ICEBackup」のよい点
・リアルタイムの同期ができる(感動!!)
・サーバーで動作させても料金が変わらない(7,000円)
・ジョブ一覧にファイル数が表示されているのは良い。(容量が表示されているともっと良い)
◆「ICEBackup」の気になる点
・同期化の処理が、同時に1ジョブしかできない
・同期化の処理が非常に遅い。(伝送速度が表示されない。何やってるのか見えない。不気味。)
・設定内容をエクスポート/インポートできない
・ログが取得されているようだが、アプリから表示されないようだ
・同期中に反応がなくなる場合があり、チューニング不足、未熟なソフトと印象をうけた
◆まとめ
・リアルタイム同期の良いところは、ファイルが変更された直後に、同期が始まること。
しかし、ファイルサーバー自体のリソースを非常に使うため、非力なマシンでは不安があることがわかった。
・今回はICEBackupをテストしたが、ARCServe Replicationも同様な事態が予想されるため、リアルタイム同期は見送ることにした。
ICEbackupはどうですか?http://icebackup.jp/index.php/about-icebackup これもお安いです。
無用ノ介さん。情報ありがとうございます。
さっそくICEBackup試しています。
200万ファイル、1.5TBの遠隔地への同期をスタートさせました。
結果は、記事に追加したいと思います。