ある日の Mac OS X Server(6)

◆DNSの逆引きが出来てなかった

メールが遅延するので、なんでだろうと思って調べたら、なんと...

 ★★DNSの逆引きが出来てなかった★★ ショック 涙

プロバイダーはOCNのIP8を利用
とりあえず、OCNさんに問い合わせしてみました。

 サポートのおねえさんからの返答は「逆引きのアドレスが間違ってるようですよ」

うーん、そんなはずではないのだがと思いながら、OCNさんからのドキュメントを
眺めると、逆引きの際のアドレスの指定方法が書かれてました。 ガガガーン 見逃してました。

内容は、逆引きの際に、「IPアドレスを24ビットではなく、32ビット指定してね」でした。

しかし、MAC君のサーバ管理のGUIは24ビットの逆引き指定しか出来ないようです。

げ、手修正でBINDのパラメータを変更するんか? 

で、本番で使っているDNSを何度も停止させながら、3時間余り試行錯誤してようやく解決!!

 参考にしたサイト → http://www.ocn.ad.jp/tw/dns_02.html 

変更箇所は2箇所でした。 

1)/etc/dns/publicView.conf.apple ファイルに下記のような逆引き指定があるので見つける

変更前:
	zone "xx.xx.118.in-addr.arpa." {
		type master;
		file "db..xx.xx.118.in-addr.arpa.";
		allow-transfer {any;};
		allow-update {none;};
	};
変更後:
	zone "40.xx.xx.118.in-addr.arpa." {
		type master;
		file "db..xx.xx.118.in-addr.arpa.";
		allow-transfer {any;};
		allow-update {none;};
	};

1行目のアドレスの先頭に8ビットを追加して、OCNから割り振られたネットワークアドレスにする
 xx.xx.118.in-addr.arpa → 40.xx.xx.118.in-addr.arpa

2)/var/named/zones/db.xx.xx.118.in-addr.arpa.zone.apple のファイルを下記のように修正する

変更前:
$TTL 10800
xx.xx.118.in-addr.arpa. IN SOA ns01.xxxx.net. admin.xxxx.net (
 	2010050711	;Serial
 	86400		;Refresh
 	3600		;Retry
 	604800		;Expire
 	3600		;Negative caching TTL
 ) 

xx.xx.118.in-addr.arpa. IN  NS ns01.xxxx.net.
40.xx.xx.118.in-addr.arpa. IN? PTR xxxx.net.
41.xx.xx.118.in-addr.arpa. IN  PTR gw.xxxx.net.
42.xx.xx.118.in-addr.arpa. IN  PTR macsvr01.xxxx.net.

変更後:
$TTL 10800
@ IN SOA ns01.xxxx.net. admin.xxxx.net (
 	2010050714	;Serial
 	86400		;Refresh
 	3600		;Retry
 	604800		;Expire
 	3600		;Negative caching TTL
 ) 

   IN  NS ns01.xxxx.net.
   IN  PTR xxxx.net.
41 IN  PTR gw.xxxx.net.
42 IN  PTR macsvr01.xxxx.net. 

ネットワークアドレスを@に変更して、完全指定のIPアドレスを簡略化する

◆まとめ

OCN IP8のセカンダリDNSを利用して、Mac OSX Server 10.6.2 でDNS Serverを立てる場合は要注意ですね。
GUIの設定だけでは、セカンダリDNSへ逆引きの設定が反映されません。
手作業で逆引きの設定を修正してやる必要あり。

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